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株式会社ミロク
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開発の現場から
シナジー(共同作用)という名の銃に込められたエンジニアの想い。
「CYNERGY」開発ストーリー
chapter-1 足かけ10年に及ぶブロジェクト。
chapter-2 究極のデザインを実現するために。
chapter-3 エンジニア冥利に尽きる仕事。
chapter-2 究極のデザインを実現するために。
 ショットガンの開発は大きく分けて2つの要素、機能と外観がある。
 機能部分は5つのメジャーな要素、銃の構造の基本となるヒンジ・ロッキングシステム、弾を発射させる為のファイアリングシステム、空ケースを銃身から取り出すエジェクターシステム、銃を射撃可能状態にするコッキングシステム、銃の安全を保障するセーフティーシステム。
 「“デザインと機能の融合重視”というCYNERGYのコンセプトに基づき、従来のショットガンに比べて大幅なロープロファイル化を実現するために、ヒンジ・ロック・システムには、今回初めてリバース・ヒンジという機構を採用しました。全くゼロからの出発でしたね。“銃のハイト(全高)を低くし、銃の跳ね上がりの減少と銃トータルの美しさ・斬新さの実現”というコンセプトは明確ですが、それによって他の4つの要素が全て設計上の厳しい制約を受けることになりました。
 銃という製品は特殊で、製品を構成するコンポーネントのひとつひとつがバランス良く調和してはじめて成り立つ。例えば、コンピュータのように、マザーボードが全てを統合し、その他のユニットを組み付けるだけで完成するものと違い、いわば全体がひとつのユニットのような製品なんですね。
 開発に携わる側としては、ひとつの機構だけでなく、つねに全体を見渡しながら設計してゆく必要がある。ドワイトの描いた図面を見て、私が製造サイドの視点から“ここはこうしたほうがいい”と意見やアイデアをぶつけ、修正を加えてゆく。そうやって少しずつ、カタチにしていきました」と岡崎は語る。
 初期のプロトタイプの段階だけで、大幅な設計変更を3回行った。その後、ミロクでの量産化に向けた評価段階で、さらに4回の修正を加えることとなった。
 「DVT(設計妥当性試験)と呼ばれるテストでは、150丁を試験的にラインに流し、そのうち20丁を抜き取ってテスト・評価を行います。製造の現場に立ち会うために、試作の都度、ドワイトと共に日本に戻っては、そこで明らかになった問題点をアメリカに持ち帰って検討・改良を加えるという繰り返しでした。最終的には、2年間で計6回、アメリカと日本を往復しましたね」

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岡崎 俊二
開発部製品設計課 岡崎 俊二